Motive for joining

次のキャリアや目標を考え始めたタイミングで、CEOの山木に創業メンバーとして誘われたからです。
前職では約7年半、師匠と仰げる方の下で、サービスやソリューションの開発、プロジェクトの組成・推進を行ってきました。
慣れ親しんだ環境は非常に居心地も良かった半面、更なる成長を求めた際に少し物足りなさを感じるようになっていました。
更に自分のコンサルタントとして、ビジネスパーソンとしての成長できる環境を考えた際に、会社の創業に携わるのは良いチャレンジだと思い、参画の運びとなりました。

コンサルティングファームを経営する立場から見て、コンサルティング業界やそのクライアントを取り巻く環境はどのように変化していくと考えていますか

主に4つの変化があると考えています。

①コンサルティング市場は今後も成長
IDCジャパン社調べによると、国内市場だけでも2019年~2024年の年間平均成長率は4.0%となっており、2024年には1兆4億円に達すると予想されています。 「グローバル」「デジタル」「働き方改革」「SDGs」といったキーワードを背景に、今後もコンサルティング市場は成長し、異業種からの参入も増加していくと考えています。

②コンサルティングサービスの垣根が消滅
コンサルティングファームに仕事を依頼する企業が増えてきており、また、仕事の依頼方法も変わってきています。 企業は一度仕事を依頼して、信頼出来るコンサルティングファームを見つけると、関連するテーマを中心にサービスの垣根を超えて仕事を依頼してくるようになりました。 これは、企業経営に関する問題・課題が年々より複雑化、多様化してきていることが背景にあり、Strategy、Operation、Technologyといったサービスの区分は、クライアント企業にとって無意味なものになってきていることを意味していると考えます。

③コンサルタントのコモディティ化が進行
コンサルティングファームの卒業生が年々増加し、コンサルティングファームのノウハウはどんどん書籍化、日本国内でMBAを取得するのも難しくなくなりました。 企業は、コンサルティングファームに依頼しないと得られなかった知識・情報や人材に、簡単にアクセス出来るようになったため、コンサルタントのインハウス化を検討するようになってきています。
また、コンサルティングサービスのコモディティ化も進行し、コンサルティングファーム同士でサービス内容の差別化を図ることも極めて難しくなってきています。

④クライアントから求められる事(価値)が変化
昨今では、クライアント企業がコンサルタントに求める提供価値についても、2つの変化があると思っています。
 「知識や情報の提供」から「成果の創出(実行力)」へシフト
 「ファクトベースの示唆」から「未来に対するデザイン力、構想力」へシフト
これらの変化の背景説明は割愛しますが、コンサルティングファームも常に自分達が提供すべき価値を模索し、マーケットに合わせて変化し続けなければならない状況にあることは確かです。

リグリットはオペレーション改革を強みとしてサービス提供していますが、市場におけるその価値は何ですか。そしてそのサービスを提供できている要因は何でしょうか

まず、今マーケットが求めていることは、コンサルタントの持つ豊富な知識や情報ではなく、具体的な変革による成果です。

戦略や計画を作り込むことも勿論重要ですが、それを具現的な施策に落として実行し、変革を実現することが価値提供に繋がると考えています。

また、弊社がこのようなサービスを提供できる要因は以下の2点であり、それらによって具体的かつリアリティーのある示唆を出すことができ、また施策の実行フェーズにおいても現場の定着化を牽引することができると考えています

1つ目は、多くの企業に対するコンサルティング実績に基づきオペレーション改革の体系だった方法論を有していること
2つ目は、私を含め元BPO事業者が多くリアルなオペレーション(現場)の経験値が蓄積されていること

コンサルタントのエキスパートとして、会社をどのようにしていきたいですか

2つ考えていることがあります。

1つ目は、バーチャルファーム化です。
大手コンサルのように全て自社で抱えるのではなく、協業・連携を推進することで、会社と人をつなぐ「プラットフォーム」に進化していきたいです。
その結果、創業当時から掲げている「Co-Creation(会社の枠を超えた共創)」を実現し、マーケットに幅広い価値提供をしていける会社にしたいです。

2つ目は、オープンインテリジェントラボ構想の実現です。
Co-Creationに基づき様々な企業と一緒に、最先端テクノロジーを活用したリアルなオペレーションや工場/倉庫といった現場を設立し、新たなテクノロジーの研究・実験や未来構想していく場を作っていきたいです。
この取り組みは、既にいくつかの企業で取り組まれ始めている事ではありますが、リアルなプロダクトや現場をクライアントに対して見せることができれば説得力が違います。
実オペレーションを経験したメンバーが多く在席するリグリットだからこそ、実現できる構想だと考えています。

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